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書籍:不況に負けないExcelデータ分析術

久しぶりに仕事に直結する本を読みました。
BIについて、そしてBIが活用される業務について、学ぶことができました。
BIを学ぶのに、かなりためになる書籍でした^^



【目的】
・Excelを使ったデータ分析の方法を理解する
・経営層や利用者が求めるデータ分析の方法を知る

【目次】
・PART1 ExcelによるBIの要件定義とプロトタイピングの基礎
  -CHAPTER1 BIの基礎とExcelプロトタイピングの概要
  -CHAPTER2 Excelピボットテーブルの基本操作
  -CHAPTER3 販売システムをベースにしたExcel-BIのケーススタディ
・PART2 Excelによる業務別データ分析テクニック
  -CHAPTER1 データ分析の基本と販売分析
  -CHAPTER2 在庫管理/分析
  -CHAPTER3 SCM/PSI 分析
  -CHAPTER4 管理会計(利益管理/分析)
  -CHAPTER5 管理会計(予算管理/分析)
  -CAHPTER6 企業業績管理(KPIの管理/分析)

【ポイントメモ】(約1500文字)
①BIとは
BIを簡単に定義すれば、「社内に蓄積されたデータを活用して、意思決定をより的確
かつ迅速に行うための方法や仕組み」と言えます。
BIが成果を上げるためには、素材である「データ」が存在し、データを
「表示/分析」することで、「組織と人」が「業務を改善」することが必要です。
多くのBIプロジェクトでは、「組織と人」と「業務を改善」については、
あまり考えられていません。単にBIツールを導入するだけでは、
BIの目的を達成できないことが多いのです。


②BIでよくある問題点
・導入目的や効果が不明確
・業務要件を定義しない
・既存帳票の置き換えになる
・業務への「組み込み」が不十分
・推進体制やスポンサーシップが不十分
・ユーザに使われない

BIの効果を得るためには、従来の意思決定などの業務フローを見直す作業が必要となります。
意思決定を含めた業務フローは、「PDCAサイクル」で表すことができます。
BIが効果を挙げるためには、このPDCAサイクルの中にBIを「組み込む」必要があります。

BIを導入したもののユーザに使われないのは、BIの2つの要素「データ」「表示/分析」
ばかりに着目し、、「組織と人」「業務を改善」を軽視した場合に発生します。
「BIの目的」「業務要件」「業務への組み込み」「推進体制」を考えずに
プロジェクトを進めてしまうと、ユーザから見てBIを使う理由が見えなくなり、
結果的に使われないという現象が発生しやすいのです。


③BI要件の定義の進め方/まとめ方
・現行データの調査
・要件概要のヒアリング
・Excelによるプロトタイプ画面の作成
・分析データと分析軸の定義
・ソースデータ分析
・スコーピング

具体的なBIの業務要件は、レポートの概要と、BIによる業務フローの2点で
まとめることができます。BIによる業務フローは、「アクションシナリオ分析」という
フォーマットで表現できます。

意思決定業務は例外的な処理が多くなります。
よって、BIの業務フローは定型的なフローでなく、想定される意思決定の
パターンを複数示したシナリオとして定義するのが自然です。

分析データと分析軸を整理するには、「管理ポイント分析書」という
フォーマットを使用します。管理ポイント分析書は、分析データである
管理項目と、分析軸である管理ポイントをマトリクス上に表現したものです。
作成することで、レポート作成に必要な多次元データモデルが明確になります。


④ケーススタディ:管理会計(予算管理/分析)
予算は一般的に損益予算/資本予算/資金予算に区分され、
これらをあわせたものを「総合予算」といいます。
細部から積みあがった「総合予算」から、
損益計算書予算/貸借対照表予算/キャッシュフロー計算書予算といった
予算財務諸表が作成されます。

トップダウン予算は、経営計画や利益目標から逆算して落とし込んでいくもので、
社員に対して目標を与え、役割と責任を明確にする狙いがあります。
一方、ボトムアップ予算は、現場に近い階層から数字を見積もり、
積み上げていく方法であり、より現実的な見積もりが可能になります。
両方を行い、比較/調整したうえで落し所を探るというのが理想です。

予算管理の意義は、次のようなものです。
・経営環境、市場動向に即しながら活動するためのペースメーカーの役割
・全社の目標と部門間の目標との整合性をとる
・業績評価の尺度

予算を策定する上で必要となる分析の観点を述べます。
・売上高/在庫/製造予算
・販売費予算/本部予算
・設備投資/プロジェクト予算

業績評価時に行う分析は、次のような視点で予算と実績を監視します。
・差異分析
・進捗分析
・見込み分析


【まとめ】
BIについて、こんなに具体的な書籍は始めて出会いました^^
非常に勉強になる書籍でした。

①、②にまとめたところは、BIについてなんとなくわかっていました。
しかし、②で挙げたように問題点がしっかり列挙されていたので、
改めてBIを企業の武器としていくために何が必要かが把握できました。

僕はどちらかというとシステム(データ、表示/分析)を提供する側なのですが、
②の問題を見て、改めて、BIを成功させるには「ユーザ企業の意思」がないと
いけないのだな、と感じます。

僕らはシステムという手段の提供と共に、こういった「ユーザ企業の意思」を
企業としてどう業務に落としていくかについても協力していかないといけないな、
と思います。

ケーススタディは、僕が今一番興味のある予算管理のところを少しまとめてみましたが、
それ以外にも販売分析、在庫管理、SCM、業績管理など、BIのよくあるケースについて、
書かれているので、自分が必要なときに参考にできそうです。

各分析でどのような観点でBIを実現していくか、といったことも把握することができます。
こういうのは経験が大事とは思いますが、しかしその前提となるデータ分析に
おける知識もやっぱり必要だと思います。

本書では、BIについてだけでなく、BIが活用される業務についても
いろいろと学ぶことが多かったです。
まだまだ、学ぶことができる点も多いので、辞書代わりに読んでいこうと思います^^

BIに興味のある方は、是非読んでみてください!


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テーマ : 本読みの記録 - ジャンル : 本・雑誌

コメント

僕もモット自分のためになる本を読んでみることにしてみます(*^_^*)

>英雄コツブさん
こんばんは。
そうですね~。僕は本を選ぶ時は、自分のためになるか、、というのを基準に読んでます。

小説も楽しむために読みますしね!

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